言葉は水物、すぐに死ぬ

月間10万PVありがとう。Twitterの話題を中心に「ちょっとこれ、どうなんだ」というネタに切り込んでいきます。      言葉が死ぬ前に、残しましょう。

SNS上の議論は”イナゴ”という存在が食い荒らしている

こんにちは。

 

この前色々なんやかんやあり。

 

まあそれの続きとかしたいんですが、何度か炎上まがいになったり巻き込まれたり、傍から見たりしていて、SNS上の議論、主にツイッターを中心に議論していて、やはりなんか違和感あるなーとたびたび思っていて。

 

A派 B派と派閥があるとするじゃないですか。ざっくりですけど。

ただそしたら通常の議論ってこんな感じですよね。

 

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正直議論と言うのは、当事者間で行われるものだと思っていて。

例えば、今ここで「ツイッター上で、作品のネタバレ、ありかなしか?」という議論が巻き起こっているとしましょう。

僕は基本スタンスなし派です。なのでネタバレは極力避け、別リンクにしたり、もうすでにほとんどの人が作品を読んだ時期であると判断できるタイミングでネタバレします。

ただあり派の人からしたら、「いやいや、誰がいつ見たかなんてわからないし、あなたがネタバレしているタイミングでももしかしたらまだ見ていない人もいるかもしれない。いつ公開しても同じだし、ツイッター上なんだから、別に気にしなくていいのでは」というような意見もあるでしょう。

 

んで、じゃ、ここで言う第三者ってのは、「まあ、僕は普段、発信するときも受信するときも、ネタバレそんな気にしたことなかったなー」とかそういう人々ですね。

あくまでも、関係しない人。いままでそんなに気にしないので「えー俺もしかしたらされたらいやかもね笑」程度の人。

 

(※ちなみにあくまで一例なので、本当にネタバレOKかどうかの議論は別のところでね…笑)

 

 

しかし、ネット上の議論ではこうなります。

 

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今までネタバレなんてものを全く気にしていなかった層が、「ネタバレすることでどんなに人が不快な人が出るのかわかっているのか!?!?!作品を楽しめなくなったじゃないか!!!卑劣なネタバレは許せん!!!」とか「ネタバレを制限されることで自由なツイッター上での発言ができないじゃないか!?!?!?」と騒ぎだす現象です。

 

過激な論調を餌に、議論を食い荒らす存在です。

 

※注意:実際にネタバレ関連でこんな過激な議論は行われていないと認識しています。

もっと過激でわかりやすい議論例もあったのですが、過激論が実際に見受けられる実例を使うと、実例の対象者の気分を不快にさせたり、偏見を生む表現になりかねず、本ブログの主旨が別の方向に行ってしまうので、過激論があまり見受けられない議論でわざと例を作成しています。

 

なんでか今までネタバレ気にしてなかったのに、今回「ネタバレする派」がたたけそうだな!!!と思うと、急遽「俺はネタバレ死ぬほど嫌なんだけどー!?」といきなり言ってくる人々がいるんですよ。びっくり。

そういうのを僕は「イナゴ」と名付けました。

叩きたいがために、たたけるネタだけ食いにきて、議論を散々食い荒らしたあげく、そこには居座らずに去っていく存在です。 

 

問題なのは、ここで

 

「A派は過激な奴がおるなあ笑」

 

という感想を、B派が持つこと。

もちろん逆もしかりです。

 

違います。

 

何も考えず、ただただ過激なことだけが言いたい、過激なことだけを批判したいイナゴという存在”だけ”が悪いんです。A派全体、B派全体の批判につなげてはいけない。

 

なのに、なぜかA派全体、B派全体として見られ、議論がごちゃごちゃになっている現状があると思います。

 

詳しく見ていきましょう。

 

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大事なのは、第三者自体の、議論の参加禁止できません。

なぜなら、それで言ったら、極論、例えば「殺人事件の被害者(殺された人)と加害者」で議論ができるか?といったら不可能ですよね。実際議論が行われるのは「殺人事件加害者の支援団体と、被害者遺族」とかではないでしょうか。

ここのあたりの定義が難しいため、「イナゴ」という別定義をここで作りました。

 

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結局、当事者と違うことを言っているイナゴが、声がでかすぎるとまずいのだ。

当事者が全く反映したいと思っていることと違うことが反映されてしまう。

そもそも、当事者がいないものもあったりする。

祭りやイベント、広告に批判が殺到し、中止になったり自粛になる例がこの問題点①に近いだろうか。

 

大事なことは

強く反論したり批判することが問題なのではない。

問題なのは、全く関係ないイナゴが騒ぐことが問題なのである。

 

ということです。

ただ叩くこと、ストレス発散が目的となっていることですね。

 

ぶっちゃけ、10年ほど前のインターネッツ上なら「こんなへんなやつ無視したらええやん」ではい終了、だったんですよ。

しかしネット炎上がテレビで大きく取り上げられたりして、ネット炎上が実際にイベント中止や自粛、祭りの中止などにつながっている現状を見ると、このイナゴの横行はもう無視できないものとなりつつあります。

 

 

さて、では別の問題点を。

問題点②を見てみよう。

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以上のような状態があるとしましょう。

まあいろいろごちゃまぜで議論が行われている状態ですね。

 

 

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このように、議論をしていると、もちろんイナゴはどちらかの立場に立ってお話をしますので、一見するとB派に見えます。ついては、ほかの人やA派イナゴはそれを「B派」とみなして議論します。

 

しかし、当然、当事者の声を理解していないため、B派本来の人々と矛盾が生じます。

 

それをもとに、B派全体での議論の稚拙さや、議論の間違いを指摘する現象が起きている気がします。

一個人が間違った認識をもっているだけで、それがB派全体の間違いにはつながらないはずなんですが、まあ個々人かんがえることが違うので、多少矛盾は生じると思うので、ここの部分は、「あまり主語を大きくして批判しないこと」ですね。

そもそも今、言おうとしてる批判が、今この人に向けるべき批判か? というところは常に考えておいたほうがいいですね。

 

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ここで注意したいのが

僕らもイナゴ化しないように

ということです。

 

ただ叩くだけを目的として、過激な発言だけを食い荒らし、そのために議論を食い荒らす。

それは本当に快感なのです。正義なのです。楽しいのです。そして、考えなくていいので、楽なのです。

それを忘れないようにしていただきたい。

我を忘れると、誰もがイナゴ化なりかねないです。

 

勝手に批判しやすいイメージに、イメージと言う箱に全部ぶち込んでぶっ叩くのは本当に快感なんです。

 

だってどんなに頭のいい意見であっても、自分のIQが5であって、相手のIQが200であっても、そのイメージの箱、「過激発言をしていて、トンチンカンなことを言っている」という箱にさえ入れてしまえば、全部バカにできる。否定できる。

自分が否定できないことを、さも否定できた気分になってしまえる。

 

そういう状況が非常に危険だと思います。

 

否定できないことは素直に否定できないと伝える。思う。思い返す。

 

そうならないと非常に危ない議論になりかねません。

 

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B派はこんなバカがいる!はい論破!

そんなことしか言えないA派は馬鹿!

 

その繰り返しで、どんどん脱線していく。

そうなるともう本来の議論はなしえません。

これを繰り返すことで、A派、B派がそれぞれ達成したい思いと改善したい部分が全く何も進展がないまま、ただ一見して議論が盛り上がっているように見えるだけのクソ状態が完成してしまうわけです。

 

 

 

しかし、ここまで書いておいてなんですが

イナゴかどうかの明確な線引きってできないんです。

 

どういうことかというと、結局、一見して当事者に見えるし、まあある程度の人間がこの人は当事者だろう、と認める人であっても、本当の本当にコアな部分で議論をしている人から「僕らは今までここまで深い議論をしていたのに、お前はまだまだ浅い。お前はイナゴだ」と言われてしまったらそれまでだからです。

 

だから僕はtwitterだと「一つのツイートで判断しない」と言うことは大事にしています。

 

結局、そのツイートで言っていることが真意なのか、それとも、たまたま今日その日だけそう思っただけなのか。普段は深い話をしているのか。

考える気はあるのか、ないのか。

そういったところはツイート全体を見ないとわからない部分であります。

そういった総合的判断をしながら本来議論をすべきなのですが、140字のみで「ピー———っ、こいつ攻撃してきた、攻撃対象」とセンサー作動クソリプ装置が多すぎるんですよ。

永遠にそれじゃ戦争が終わらない。その攻撃した発言は、また新たに、ほかの敵イナゴが攻撃してくるための餌になるだけです。それ以外何も発生しません。

何も、です。

1%は相手の気持ちが変わるかもとかそんなものはありません。

攻撃した相手には攻撃しか基本返ってきません。

 

そこをわかっていない人が多すぎるんだよな。

 

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ついては、以上のような点に気を付けるとよいかと思います。

イナゴという存在、ネット上には多くいて、

こちらが過激な発言をするから向こうが反発して過激な発言をしているのに、さも「向こうが過激な発言をしてきた!!!!」と被害者ぶる人がとても多くいます。

 

違います。こちらが対話姿勢をみせたらそれなりに返してくれる人はいます。

 

これとか。

 

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まあ結局議論はできてないですが、僕にとっては「こんなに脈絡のない人でも、こちらに敵意はないよーということを公表すると、素直になってくれる人もいるんだな」というのはかなりの収穫でした。

こちらが敵意を向けるからこそ、それに向こうも敵意を向けてくる。

 

ただし、この人は自覚があるようですが、最初から暴言を吐くことを目的としているため、「いやそんな人は受け入れられへんわ……」という人のほうが多いでしょうから、これはあくまでも特異的な例です。

ぶっちゃけ僕がぶっ飛んでいるのもあるので、向こうからリプライで直接暴言を吐かれて、それを受け入れろ、というのは、無茶だと思うので。

 

でも僕は少なくとも、何かしら自分に暴言をぶつけたいあるいはぶつけられると思ったところがあったのであって、それはちょっと聞いてみたいな、というところはありました。

 

 また、

「こちら」と「向こう」を勘違いしないように。

 

あなたがリプライを送る相手は、あなたに暴言を送っていますか?

勝手に自分を「こちら」という大きな箱に入れて、「自分に暴言を言っているなこいつ!!!」と思っていませんか?

逆に、相手を、「向こう」という大きな箱に入れて、大きな箱であれば暴言を言っていいと思っていませんか?

 

あなたが過激な発言をする理由、あなたに過激な発言が来る理由。

そこはもう少し考えればわかるはずなんです。

僕も以前炎上何回かしたとき、過激な発言が来ましたが、だいたい理由はわかっておりました。読みやすさやエンタメ性を重視するあまり、僕の論調も多少過激になっていたため、それを読んだ人が「お前が過激なことをいうなら、こちらも言わせてもらう」となってしまっていたんだなと。

 

だからそのように、相手が過激な論調で来ても、まずはいったん受け入れましょう。

自分にベクトルが本当に向いているのか、考えましょう。

しかし、それでも暴言を続ける相手というのはいるものです。

先ほど見たく、暴言のためにアカウント作ってるような輩もいるのです。

メンタルのためにもほどほどで引きましょう。

僕らは全知全能のすべてを許容できる仏ではありません。

メンタル死んでマジのホトケにならんようにしてください。

適度に幼児退行化して発言スルーしてください。

 

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まあ真面目なこと言いましたが、ほんと各々限界あるんでみんなちゃんとファンキーモンキーベイビーズになってくださいね(?)

受け入れるというのはかなり心の損耗を要します。

僕も相手が真摯な対応をしてくれる方だと思って受け入れたら、ワーワー騒ぐだけの輩だったとか、そういうのはめっちゃ疲れちゃうんですよ、やっぱり。

なので僕が言った理想論は、あくまでも出来うる範囲でやってもらって、きつくなったらすぐにファンキーベイビーおぎゃあおぎゃあとなってくださいね(?)

 

 

以上です。

よろよろ。

 

 

 

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ネット炎上の研究

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