言葉は水物、すぐに死ぬ

月間10万PVありがとう。Twitterの話題を中心に「ちょっとこれ、どうなんだ」というネタに切り込んでいきます。 言葉が死ぬ前に、残しましょう。

男しかいない日本企業~ダイバーシティとか6万年早いわ~

しばらく、はてな匿名ダイアリーとかで書いてたんですが、もー本当に最近怒り心頭なので書かせていただきます……………

 

職場の40~60代があまりにもホモソーシャルすぎるという話。

 

今までそれをもうしゃーねーんかなと思ってたんですが、文學界12月号の犬山紙子さんの文章読んで「だよなぁ!!?だよなぁ!?そうだよなぁ!!!?!!?」とめちゃくちゃ共感したし今までため込んでいた怒りが爆発しました。

 

自分の会社、まあ詳しくは伏せますが、まあまあの企業なので「ダイバーシティ、多様性を認め、働きやすさをうながしていきましょう」とうたっております。

まぁ立派でございますね~~~~

 

けど無理です。

うん。

いや、無理です。

や、100%無理です。

いやいや、なんとかなるかもとかこれから、とかじゃなくて、無理です。

たぶんするとしても30年くらいかかります、わっはっは。

 

なんでか解説していきましょう。

以下目次です。

 

①改めてホモソーシャルとは

ホモソーシャルとはなんぞやってとこを解説していきましょう。犬山紙子さんのコラムに触れながら。

②会社の「方針」

今の自分がいる会社がどういうことをやっていこうとしているのか?職場ではみんなどうしようとしているのか?どういうことが起こっているのか、書いていきます。

③会社の人々の「ノリ」

方針とは別の、そこに根付いた実際のノリ。いわば文化。雰囲気。そういうマジなところを比較していきます。

④そこにいる女性たち

そのノリについていける女性たちについて書いていきます。

⑤ここは異国の土地である

じゃあ誰が悪いのかという話でございます。僕らが動いたらどうかなるのかというところも含めて。

 

というわけで、5つにわけて話していきます。

 

 ①改めてホモソーシャルとは

辞書から引っ張ってきた言葉そのまんまだと、「恋愛または性的な意味を持たない、同性間の結びつきや関係性を意味する」というところですが、どうも「ホモ」が「男同士」という意味合いが強い日本ではそこから少し転じて「男同士の絆、ノリ、文化」というところを指すことが多いです。

 んで、犬山紙子さんが文學界12月号で書かれていたコラムが「ホモソでセックスするな」というやつです。

犬山紙子さんがホモソ(ホモソーシャルの略)にうんざりしているって話です。

(以下引用)

何人と誰とセックスしたかは、友人同士で競うためにある。

(中略)

別に男同士で仲いいのは結構、でも女を道具と思うな、人間として付き合え。ホモソでセックスするな、性欲でしろ。と、当たり前のことを思うのだ。

これを読んだ瞬間とても「わ、わかる~!!!!」ととても思いました。

ようはホモソーシャルなところって、「今年○人とヤったwwww」「お前彼女とヤってんの?」「何回ヤってんの?」「風俗いったことあるの?」とかそういう話である。

ぶっちゃけこれ系、ほんとに苦手なんですよ。基本的に風俗には行かないし、ヤッたヤッてないとかそういう話はよっぽどの身内としか話したくないし。

けどホモソーシャルな場所ではそういう話が飛び交う。

「一度は風俗いったほうがいいよ!」だとか、「あいつイイよね!!女として!」とか、そういう話題がやたらめったら飛び交う。

脳内海綿体かこいつら?

 

まあそういう文化です。

まあ身内も身内でやる分には楽しいかもしれないけれども。

 

②会社の「方針」

今いる会社では定期的にアンケートとったり研修があったりして、「ダイバーシティ」を根付かせようとしています

LGBTをはじめとして、いろんな人が働きやすい職場を作ろう、という流れです。

相談窓口を作ったり、とかね。

まあだもんで上は動いてるし、それが現場に研修やアンケートという形で落ちては来ている、という感じですね。

実際課長以上の上司もそのあたりは認識があり、ちゃんと声を上げたら動くんだろうけれども、それに関する実際の被害報告?というか、「実際にこういう声が別部署であがったのでこうしましょう!」とかそういうところまではまだ来ていない。

声が上がったら対応するだろうが、まだ声が上がってきていない。そんな感じ。

 

③会社の人々の「ノリ」

じゃあ実際どうなのか?

答えはホモソーシャル社会です。

全くもってダイバーシティもクソもありません。

まあ、人間性がしっかりされている方々がおおいので、たぶんこちらから声をあげたら対応はしてくれると思います。しかしあまりにもホモソーシャルが根付きすぎている。

以前の飲み会も「新入社員が彼女とどんくらいヤったか」とか「社員の中でどの女性が好きか」とか、そういう話題。女性いるいないはほとんど関係ありません。

あまりにも男中心の話題なんですよね。

「女の子~!女の子でーす!そういう話題、苦手でーーっす!!」って雰囲気をガッツリ出せる若い女の子がいたら、なるだけそういう話題を避けるんですが、そうでもない限り基本的にホモソーシャル。閉じすぎてる。オタク並みに話が閉じてる。ゴルフと酒と、セックスと、身内ネタ。その話についていけないと基本的になんの面白味もない。それがめちゃくちゃ根付いている。

「ばしこくん風俗いったことないの!?いやー一度はいったほうがいいよ!」

「あそこの風俗めちゃくちゃよくてね!」

「アイツ彼女とどんくらいやってんの?」

いや知らんわ。

そしてそれに対してどこか「俺らに馴染め」という空気、「なんで馴染まないの?」あるいは「なんで飲み会来ないの?」みたいな、ホモソーシャル特有の「飲み会文化」が根強い。

 

まあ、ほんとにすごい悩ましいのが、仕事が出来る人たちなので、たぶんめちゃくちゃ強く言ったら対応するんでしょうが、あんまりにも根付き過ぎてて言ったら過剰に気を遣うハメになるんだろうなという感覚。根本的な文化が違いすぎると言うか。しかも「直接的にこちらに害のあること」に関しては、こちらも言うことが出来ますが、「ちょっとどうかなと思う」「俺は楽しくない」となると「いや楽しめへんお前が悪い」となりがち。

それを言いづらい空気がある。

ホモソーシャルゆえに「男はこうあるべき」だとか。そういう風潮も強い。

若手だから、男だからもっと元気出さなきゃ!!!!酒も強くないの??ゴルフもやらないの???

いや、まあそれは一般的に若い男はそういう傾向が強いのでそれを求める理由はわかりますし、求めてもいいですが、それなら「こういう男性を求めており、一般的な男性像と離れる人間は必要としません」とすべきで、そこが矛盾してるんですよね。ダイバーシティと。

結局表面上だけかぁ、ダイバーシティ

まあ文化が違うしね。そうしかならんわけです。何度も言いますが、現場が「俺たちはこうだから、馴染めない人はバイバイ」と言う分にも、会社が言う分にも、それが方針ならどうぞって感じなんですよ。ただ、会社は「馴染めない人もどうぞ………みんなが働きやすく…………」といってるのに現場は全くそうはなってなくて、表面上のはたらきやすさがあるだけって話です。

 

「そんなら声をあげろや!言ったらわかるんだろ!!!」

 

って声が出てくるかもしれないので先にいっておきますが、ともかく現場のおっさんたちはそもそもホモソーシャル社会で生きてきているので、ダイバーシティというものがどういうものか、なんとなくわかっていても、どうすればいいかを全くわかってないし、むしろ声をあげるとなると「よほどの理由」がないとめちゃくちゃ言いづらいですよ。

僕が実は性同一性障害で、心は女性のためそういう話題は避けてほしい、とても苦しんでいる………というわけではない限りたぶん訴えても「そんなん我慢せぇwwww」としかならんと思います。

だから「(極端な例を盾に)言ったら、わかる(根本的な理解ではなく、避けるという形で)」というのが、正しいところですかね。

ここらの肌感覚の部分は後述の⑤のところで書きましょう。

 

たぶん、多様性を「受け入れる」ことは、ここまで文化が違ったらできません。

「避ける」「怖がる」「ルール化する」、この形でしか無理です。

 

だもんで研修でもね、やたらめったらLGBTを「社会的弱者」として取り上げるんですよ。

LGBTは鬱になっている可能性の人が多い!!!気を遣うべき!!」

LGBTの方々を配慮して、全ての人は性別を見た目で判断しては行けない!!!」

極端すぎる。

それは会社が多様性を受け入れきれないからです。

すべてのダイバーシティの問題は、すべての問題をわざわざ形にして、個々に対応策を逐一出すことじゃありませんし、それじゃ無理です。

 

「ただ受け入れる」

 

ダイバーシティとは、極論これだけでいいんですが、今の企業のホモソーシャル社会はどうも「俺らについてこい!お前らが合わせろ!」といってくるのが基本なので、圧倒的に相性が悪い。

今はそういう状況です。

それすらできない。

だもんで、声をあげるには、研修で出てきたような「極端な例」の人々が声を上げるしか方法がないんですよね。

だってそれ以外把握されてないわけですから、上の方々は。

 

④そこにいる女性たち

基本的にホモソーシャル社会である、ということを先程お話しましたが、だもんでそれについていける人しかほとんど残っていません。

お酒が強くて、飲み会頻繁にこれるし、下ネタオーケーだし。からかわれても素で平気。

そういうタイプしか残ってません。

そういう「ホモソーシャル社会」についていける人しか残らないので、そういう人はまあ上にあがっていく。けどそれ以外の人は?

ホモソーシャルについていける女性が残っているだけで、それで「うーん女性が多い!ダイバーシティ!w」とか言ってるわけです。

 

大爆笑ですね。

 

僕は男子校ノリが向かないので全く無理ですね。

だから女であるからといってこの文化に合わないわけではないが、逆に男であるからといってここに合うわけでもないんですよ。

 

⑤ここは異国の土地である

こんだけ根強いと、移住を考えるわけです。だって文化圏が合わないわけですから。

んで、決してそれは、会社の人々が悪い人々、というわけではないんですよ。

そこが重要なポイントです。

 

文化が、あまりにも違いすぎるんです。

 

アフリカの奥地にいって、現地住民と仲良くなって、いくら人がいいとわかっていても、20歳になったら歯をなん本か引き抜く文化に堪えられるか?狩りに行って牛を狩ってこなければ大人と認められない文化に堪えられるか?

そういう話なんですよ。

その文化そのものが悪いというわけではなくて、そこにいる人たちが悪いというわけではなくて、ただ合わないだけなんです。

だから今後、ここが重要なポイントです。

もちろんホモソーシャル社会はクソだとは思います。

しかし、まあこの状況を先ほどのアフリカの奥地の例で言うと、原住民に対して「自分は歯を引き抜きたくないが住民として認めてほしい」といったとします。しかし住民もここまで長きにわたりその文化を続けてきたため、それをいきなり変更することはできません。ここで僕が、「もし歯を引き抜こうとするなら警察を呼ぶぞ。この国には傷害罪という罪がある」と言うとします。

それで僕は、保護はされるでしょう。

しかしその村で生きていけますか?

無理ですね。

警察という盾に守られるからこそ生きていけるわけで、常に村人からは蔑んだ目で見られるものの、大きな力があるから手を出せない。

 

そういう状況になるだけなんですよね。

ある文化圏に、全く違う文化を持ち込むってそう言うことです。

それはダイバーシティか?というと全くもってそうではない。そう言う理由が、何となく伝わると思います。

 少なくとも、やるのであれば、この例で言う警察に、よほどがんばってもらわねばならない。

 

それはもうとても疲れる話です。

いつ村人に寝首かかれるかビクビクする羽目になります。

 

たぶん、僕が仮にまともに上にかけあったとしましょう。

しかし、もともとそういう文化圏で生きてきた人々しかいないわけです。いかんせん周囲がそういう話ばかりできる人しかいないわけです。

そうなると、ほかの方々が僕に取る対策としては

①僕が飲み会に来た時にのみ気を遣う

②僕をそもそも誘わない

その二つくらいしかないわけです。

そこに根本的な解決はない。

ただ僕という存在が新しい法律として追加されただけです。

 

それなら普通に文化圏が合う日本に帰ってくればいいだけの話です。

 

 

もちろんホモソーシャル社会な企業、というのは今後改善されていくべきですが、本当に根強さが半端なさ過ぎて、労力がヤバいですね。

それ変えるならもう上が定年でやめるの待ったほうがいいね、という感じです。

 

んで、上に守ってもらうには過剰反応しかやり方がない。

そんなん疲れますよ、本当に。

 

これがあきまへんよ~という話と、じゃあ自分が動くかという話は全く別問題です。

たぶんこういうあきれや疲れを感じている若い人、多いんじゃないかな…

 

なんか疲れたので、終わりです……

 

本当に、疲れますね……

 

 

文學界 2018年12月号

文學界 2018年12月号

 

 ↑引用させてもらった書籍です

 

 

言ってはいけないクソバイス

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